From:山下史昭
オフィスより、、、
自宅が持ち家なら空き家になる確率がないとは言い切れません。
空き家になる確率があり、どういうことをしておかなかればなら
ないか、検証してみたいと思います。
自宅があって子供がいる場合は、その自宅を子供が引き続き住む
かどうかが問題になります。
住み続ける場合は、空き家になる確率はほとんどありませんの
で、一先ず安心ですよね。
でも、その子供が確実に相続できるように遺言書は作成しておく
必要があります。
子供がいるけれども遠方で所帯を持っているので、自宅を引き継
ぐ予定はない場合はどうでしょうか?
誰かが引き継ぐ予定の場合は、その人への売却を検討しておけば
いいでしょう。
しかしながら、誰も引き継ぐ予定がない場合は、この場合は市場
での売却を検討しておくことが大切です。
また、家の長期にわたる資産価値がある場合には、「リバースモ
ーゲージ」や「リースバック」を利用する方法があります。
リバースモーゲージは、自宅を担保に融資を受けて利息を支払
い、亡くなった後にその自宅を処分するなどして一括返済する融
資制度です。
自宅を売らずに今まで通り自宅に住み続けながら、資金を老後資
金などに充てることができます。
リースバックは、自宅を売却した会社と賃貸借契約を結び、家賃
を払ってそのまま自宅に住み続ける方法です。
自宅は売却してしまいますが、その資金を生活資金などに充当す
ることが可能です。
一見メリットがあるように見える制度ですが、デメリットもあり
ます。
リバースモーゲージでは、不動産価格が下がることにより融資額
が引き下げられたり、金利上昇による支払い利息の増加、長生き
による融資額の不足などがリスクになります。
リースバックでは、買取金額は市場価格よりも50~70%低くな
り、家賃は相場よりも10%以上は高くなります。
また、リバースモーゲージもリースバックも、首都圏地域に限定
されており、地方では長期にわたる不動産価値を算定し難いた
め、利用されていないのが現状です。
その場合は、現時点で資産価値があるうちに、売却するのが得策
と言えるでしょう。
今回の話をまとめますと、
1.子供がいる場合で、自宅を引き継ぐ予定がある場合には、早め
に遺言作成をしておく。
2.子供いるが自宅を引き継ぐ予定がない場合は、売却を検討す
る。
3.家に長期にわたる資産価値がある場合には、「リバースモーゲー
ジ」または「リースバック」を検討してみる。
4.地方では、現時点で資産価値があるうちに売却を検討してみ
る。
自宅を空き家にしないために、以上の点を踏まえて専門家への早
めのご相談をしておくように心がけて下さい。
次回の不動産売却ブログをお楽しみに♪
ー不動産売却の成功を願って
山下史昭
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