オフィスより、、、
朝のNHKニュースを観ていたら、活発化する
「底地ビジネス」
という特集をやっていました。
今、大都市圏を中心に新たな不動産ビジネスが活性化して
とのことです。
それが、建物と土地で所有者が分かれている底地の売買
「底地ビジネス」です。
底地は、旧借地借家法で、借りている人の権利保護が強く、
地主と言えども、半永久的に土地を返還してもらうことが、
非常に困難です。
また、土地を自由にできないばかりではなく、固定資産税の
支払い義務や相続時の相続税課税があります。
土地は持っているけど現金がないという地主さんが、全国に
たくさんいて、悩みを抱えています。
そんな面倒な底地を持っている地主を、救済しようとするのが、
「底地ビジネス」なのです。
しかし、このようなビジネスが活況の中、
「ブラック地主」
なる存在が、新たに浮上してきました。
前の地主から土地を買取って、借地人に対して強制的な立ち退き
や土地の買い上げを求めるくるようです。
そのやり方が、脅迫的な言動だったり、執拗に訪問したりすることで、
借地人を精神的に追い込んでいきます。
バブル時代に、こういう地上げ屋の話をよく聞きました。
東京オリンピックなどで、地価が上がると見込んでいるところは、
特に標的にされているのではないかと思います。
「ブラック地主」とは、少し離しが違いますが、最近私の知り合い
から土地建物を手放したいという依頼がありました。
そこに元々住んでおり、知っている方の紹介で、不動産会社へ
賃貸マンションを借りて、今はそちらに住んでおられます。
その時に仲介してくれた会社へ、不動産の処分について相談
されたそうです。
現地確認して、家の中にある不要品も引き取るという条件で、
金額提示を受けました。
しかし、それが妥当かどうか分からないので、親族に相談する
という話をされました。
そうしたところ、早くしないと冬になって水道が凍るだの、
家が傷むから値段が下がるということを言って、売却を強要
するような発言に変わっていき、怖くなってしまい、結局断
ったということでした。
どうもお話を聞いていると、買取や競売ビジネスを主に行っ
ている業者のようです。
買取の依頼というのは、一般の市場で買い手を見つけるより、
早く売却したいという場合に有効です。
また、一般市場で売るためには、中の荷物を片付けたり、
破損汚損などについても、かなり修復しなければならない
場合があります。
それに大きな費用がかかる場合などは、業者などに現状で
買取ってもらえることがあります。
だだし、買取の場合は、価格が一般の市場で仲介する場合よりも、
低くなります。
特に急ぎでない場合や市場で売り出せるように物件を整理修復
できる場合は、仲介での売買が有利になります。
依頼する際には、どのようなタイプの会社であるかを聞いて、
仲介もしくは買取の対応についての確認をするようにして下さい。
そして、どちらのタイプでの取引が、あなたにとっては、最も
相応しいかのアドバイスも聞いておくようにしましょう。
次回の不動産売却成功ブログをお楽しみに♪
ー山下史昭
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